サッカーは遊び!Play(プレー)なんです!

育成年代の想い

サッカーキッズを持つ親御さんへ

今回の投稿では、2学期に入って、また、連休を控えて、サッカーをしている少年少女たちの心理を
今一度、立ち止まって観察してあげてください、という趣旨で書きました。
【正しい】とは『一度、止まる』と書きます。6年生や中学3年生ともなると、進路も頭に入れないと
いけませんが、焦らずに考えられるように、参考になればと思います。

台風の3連休…果たして子どもたちの心境はいかに

せっかくの3連休ですが、かなりの勢力の台風が日本に接近していて、上陸も予想される状況ですね。
さて、こういう状態で連休を迎える子どもたちの心境はどうなのでしょうか?

私は子どもの頃、サッカーの練習や試合の予定がある時、雨の予報を見ると、とても喜んでいました。
なぜなら、練習が中止になる可能性があるからでした。または、雨が降れば、最悪、太陽が出なければ、疲労度が全然違ったからです。
何より暑くなければ、のどの渇きに苦しまなくて良い…。そんなことを考えていたのです。

これでは、もはや苦行、修行ですね。

本来、サッカーはプレーするもの、つまり、遊びです。https://gogen-ejd.info/play/

であれば、台風や荒天でサッカーができないかも知れない、という状況は、本来ならば、とてもガッカリする状況のはずです。
それがそうなっておらず、かつての私のように練習中止を願う、喜ぶような心理状態は、
残念ながら、正常とは言えません。そんな子どもがいれば、とても悲しいことです。

楽しいはずの食事も…

私にとっては、練習や試合のお昼休みも苦痛でした。
ごはんを食べてからも、まだ、苦しい、怖い練習が続くという状況で、楽しい食事などできるはずが
ありませんでした。そして、早く食べないと、残してはいけない、という心理が悪循環となり、
吐いてしまうこともしばしばでした。母親に頼んで、弁当箱にふんわりと入れてもらい、見た目の量を
ごまかしていました。

遠足では、中止を願ったり、ごはんが食べられない等、こんなことは考えられないですよね。

ファミコン!(ファミリーコンピューター)

私の世代の話ばかりで恐縮ですが、私はファミコン世代でした。
ファミコン世代ではない方、知らない方は、TVやパソコンなど画面を見ながら楽しむゲームとして
この段落の話を聞いてくださればと思います。

まず、ファミコンを買ってもらう、プレーするのは、うれしくて、楽しみで仕方がありませんでした。
その時に「ミスしたらどうしよう」「クリアできなかったらどうしよう」「負けたらどうしよう」等と
恐れながら遊ぶことなんて、ありませんでした。もちろん、ラスボスに負けたらどうしよ?
などのドキドキ感はありましたが。
クリアできなかった面(ステージ)がクリアできた時、レベルを上げてボスを倒した時、新しい技を発見した時…。大人になった今でも覚えているものが少なくありません。
ゲームの中にも簡単にはクリアできない多くの壁やいろんな種類の障害がありましたが、
ポジティブに課題に挑んでいたと思います。

本来、遊び・プレーはこういうものではなかったでしょうか?

遊びだからワイワイ・ガヤガヤ

今のように1人に1台のゲームがあるような時代ではありませんでした。
つまり、みんなで1つのTV画面を見て、「あーだ、こーだ」言いながらプレーしていました。
「そのレベルじゃ、まだあのボスは倒せないよ!」「あのアイテムがないとクリアできないぞ!」
「ここはあえて後向きにジャンプすると良いんだ!」「この技のコマンドはタイミングが違うんだよ」
ガキ大将はいましたが、ゲームのソフトで知っている知識や経験が違うから、その都度、大将が代わっていたのも面白い記憶です。
そこにゲームを、遊びを指図する大人はいませんでした。

いつからでしょうか?
大人が子どものプレーを奪い始めたのは?
かく言う私も恥ずかしながら、これが正しいことと信じ、子どもの判断を、プレーを、遊びの選択肢を
判断する楽しみを、奪ってしまっていました。

これでは、子どもが本当に心から楽しむという経験をサポートできる訳がないのです。

もっとも、ゲームの世界にもプロができ、高額な賞金が出る大会も増えている現代では、
もしかしたら、ゲームも楽しめなくなる可能性が出てくるのかな…と考えてしまいます。

最後に

子どもは遊びの天才です。
特に年齢の小さいうちは、大人がわざわざ指導なんてする必要はありません。
安全に配慮し、自他防衛のための知恵だけを教えて、思い切り遊ばせてあげれば、
自然とJFAの言うクリエイティブな子どもが増えてきます。

この連休、自分たちのカワイイ子どもに、中止や延期でサッカーできなくなることを喜んでいる様子が
少しでもあったなら、しばらくは、いつも以上に様子を観察し、必要であれば、対話をしてあげてくださいね!

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