今回の記事では、サッカーのコーチングの肝となる部分をお話したいと思います。
何か特殊な技法、ましてや魔法が存在する訳ではありませんが、熟練の指導者にかかると同じ練習をしていても、それこそ魔法にかかったように選手が躍動し、子どもがキラキラと成長する瞬間を目撃できます。それはいったい、どのような指導がなされているのでしょうか?
何のためのコーチングなのか?
まずは、何のためにコーチングをするのか?コーチングがあるのか?
それは【選手が成長すること】【上達すること】に他なりません。
できなかったことができるようになり、喜びを見出し、成長していくことです。
もちろん、良いコーチングをしたからと言って、目に見えてすぐに選手や子どもが成長していく訳ではありません。
しかし、良いコーチングができていると、自然に選手がイキイキとプレーをし、躍動しているのが見て取れます。また、トレーニングの現場が非常にポジティブな雰囲気に包まれ、子どもはミスを恐れることなく、我先にトライを繰り返してくれるのです。
そもそもコーチングとは?
少なくとも、サッカーにおけるコーチングは、問題の答えや解決法を与えてあげることではなく、
自分で課題を解決する力を身につけさせてあげること、そして、自分で課題を見つけられるようにしてあげることに他なりません。
よく、私は「魚を与えるのではなく、魚の取り方を教えましょう。」と例えます。
コーチングの原則
コーチングの3原則とは?
コーチングという言葉は、サッカーやスポーツだけの世界の話ではなく、ビジネスの世界でも頻繁に聞くようになり、関連書籍もたくさんあります。以下に挙げる原則は、どの業界、世界でも
通用することだと思いますので、しっかり抑えておきたいですね。
- ①インタラクティブ
一方通行ではなく、双方向で! - ②オンゴーイング
過去ではなく、遠い未来を見すぎないで、現在進行形のフィードバックを! - ③テーラーメード
十把一絡げではなく、個人個人の個性や成長度合い、熱意、個別にあったコーチングを!
目標設定の観点
冒頭、何のためのコーチングなのか?という話に触れました。
それは選手の成長、上達です。その際に以下の項目を目標設定の参考にしてみてください。
【SMAR(R)T】
- Specific(具体的に)
- Measurable(測定可能なもので)
- Action‐oriented(行動をイメージして)
- Achievable(達成が可能なもの、または可能性が高いもの)
- Realistic(現実的で)・Relevant(関連性があり)
- Timed(時期を区切って)
これが神髄!
これは作家・井上ひさし氏の言葉になります。
むずかしいことをやさしく、
puresidento2022年12月
やさしいことをふかく、
ふかいことをおもしろく、
おもしろいことをまじめに、
まじめなことをゆかいに、
そして、ゆかいなことはあくまでゆかいに
本日はここまで
コーチングというテーマでは90分間以上、プレゼンテーションができるくらいのテーマになります。
今回はここまでにさせて頂き、またの機会にコーチングの種類に触れて、大事なテーマである「コーチング」をふかめていきたいと思います。
ご覧くださいまして、ありがとうございました。
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